生成AI(ChatGPT)を活用して業務効率を上げよう!

ChatGPTを筆頭とした生成AIの話題は、ほぼ毎日TVで見かけるようになりました。
すでに生成AIを日常業務に取り入れ、活用されている企業様も多いのではないでしょうか?
事例としてよく見かけるのはメールの作成や文章の要約などですね。業種によって活用法はまちまちですが、今回は私の事業(主にホームページ制作)での活用事例をピックアップします。何かのご参考になれば幸いです。

企画書・提案書の作成

仕事がら様々な業種のお客様とお話ししますが、業種や業界自体によって考え方や常識、慣習、制度、風習などが驚くほど多種多様で、企画書や提案書の作成の際にはかなりの下調べが必要でした。
ChatGPTはあたかもその業界人のように業種特有の様々な特色を蓄積していますので、生成AIを使い出してからは企画書の土台作りが飛躍的に効率良くなりました。

ブログ記事や文章の作成

昨年からブログ記事にも生成AIが書き出す文章を使いはじめました。綺麗な文章を書いてくれるのですが、やはりそつが無いというか、パンチが効いていないというか…わりとありきたりな文章になりがちです。
ちなみに文章は、記事作成用にカスタマイズされたGPTs(オリジナルチャットボット)で作っています。

ただ商品説明の文章を作らせると素晴らしいです。
(ページ下部にあるChatHubの画像の内容もご参考になさって下さい。)
すでにある短文に肉付けする場合などでは、良い感じの文章を考え出してくれるようです。

画像生成

これもかなり助かっています。ブログのイメージ画像にはDALL·E3(ChatGPT Plusに付属する画像生成)をよく使います。たまに斜め上な角度のおかしな画像が生成されることもありますが、これもご愛敬です。クライアント様のホームページ制作には、Adobe Fireflyを利用する事もあります。

私:オフィスの仕事風景の画像を作って下さい。
  ↓
ChatGPT:どうぞ!(グローバルっぽい雰囲気の外国人ばかりのオフィス画像)
  ↓
私:うーん。。日本人ぽい人物で作って下さい。
  ↓
ChatGPT:はい、こちらが日本のオフィス空間を描いたイメージ画像です。この画像は、日本の文化的要素を取り入れたモダンでプロフェッショナルな職場で、日本人の従業員が協力して働いている様子を表現しています。

こんなオフィス無いでしょ!笑

文章の翻訳

日常的な和訳・英訳はGoogle翻訳などを利用していますが、たまにトンチンカンな文章や意味不明な文章を出してくるので、これまで外国語のサイトを制作する際には、ネイティブなスタッフが翻訳してくれるサービス(割と高額です)を利用していました。
ChatGPTは日本語の会話でもほとんど違和感を感じないので、サイトの翻訳としても充分使えそうです。
今後はリーズナブルな外国語サイトの制作ができそうで期待しています。

契約書の要約

文章の要約は生成AIが得意とする場面ですが、特に契約書を要約させるとすごく重宝します。
たいていの契約書は読む気にならないくらいの長文で難解な言い回しですが、下図のようにわかりやすく説明してくれます。同時に「不利な条件」をピックアップすることで、リスク管理にも寄与してくれます。

LINEスタンプの制作

なんとなくLINEスタンプも作ってみました。これで利益を上げるつもりは無いのですが、何事も一度トライしてみようかと。
なお画像はDALL·E3で生成しました。さすがLINEスタンプにフリー素材は登録できませんよね。

動画の要約

動画の要約に「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」というブラウザの拡張機能を使っています。
Youtubeの動画を読み込み→文字起こし→ChatGPTで要約する、といった作業をワンクリックで行ってくれます。セミナーや講習の動画の内容が数十秒で把握できます。
めちゃくちゃ時短で、タイパ最高です。初めて使ったときには感動しました。
ちなみに15分を超えるような長尺動画はエラーが出がちなので、改善を期待しています。

ライティング(おまけ:便利なツール)

「ChatHub」という複数のチャットボットを同時に動かせるChrome拡張機能を使っています。ChatGPT、Claude、Bard、Bing、Perplexity、Liama2などの生成AIを最大4つ同時に走らせるので、各AIからの返答を比較する際に便利です。ハルシネーション(AIがもっともらしい誤情報を生成する事)対策にも有効です。

下記は商品説明の文章を生成させた画面ですが比較しやすいですね。それぞれの生成AIに特徴があって、プレゼンを比較しているようで面白いです。

今後も生成AIは進化し、思いもしなかった新たな活用法もいっぱい出てきそうです。
まだ生成AIを活用されていない方は、ぜひトライしてみて下さい。