0Simを使って無料スマホを作ってみた

elm

docomo歴17年ユーザーだったのですが、なんとなく「携帯料金って高いよなあ」と思いはじめ、あれこれ調べて2015年の9月にMVNOへと移行しました。それまで毎月1万円以上の支払いをしていましたが、移行後は毎月2千円弱と極端に安くなって大喜びです。こんな事なら、もっと早く乗り換えておけば良かったなあ…。

この移行のおかげで、携帯の料金やMVNOに関してそこそこの知識を得られました。安くすまそうと思えばなんとでもなるものですね。

そこで、ふと「月々の基本料を無料でスマホが持てないものか?」と思いつき、このたび基本料金が無料のスマホを作ってみました、手順や注意点など記しておきます。

用意したもの

  • デジモノステーション 2016年2月号
    月間500MBまで無料で使えるSo-netのSIM(docomo系。通称0Sim)が付録。620円 x 2冊。
  • スマホ本体(AuBee elm.
    Yahoo!プレミアムのポイント利用で購入。7,344円。
  • nanoSIM→microSIM変換アダプタ。約200円 x 2個。

セットアップ

  1. デジモノステーションの特典であるSo-netのSIMをユーザー登録する。規約を読むと「お一人様に付き1枚しか登録できません」と記してあるので、1枚は自分で、もう1枚は嫁さんでユーザー登録をする。ええ、もちろん2人で使いますとも!
  2. 変換アダプタを使ってAuBee elm.にSIM2枚を挿す。
    このスマホ、デュアルSIM対応なんですよね。安いだけあってLTEには非対応ですが、FOMA プラスエリアのBand 6にも対応していて、自分のような地方での使い勝手はなかなか良かったりします。
  3. 050番号の登録。
    SMARTalkアプリをインストールして050(IP電話)の番号を取得。
    初期費用・月額の基本料金が無料なのがうれしいです。
  4. Viber アプリのインストール。
    SMARTalkで取得した050の電話番号を元にViberに登録。今回使ったSo-netのSIMはSMSが使えないので、音声アナウンスによる暗証番号での登録になります。ありがたいことに、いまViverでは固定電話(国内のみ)への通話料が0円になるキャンペーンをやっています。キャンペーンだからいつかは終わるとは思うのですが、かれこれ2014年から継続していますので、まだしばらく続きそうに思います。

結果まとめ

  • できたもの。
    月額0円で維持できるスマホ。2枚のSIMを切り替えて、モバイルルータ替わりにテザリングの利用(1GB弱/月まで)も可能。総額費用は約9千円。
  • 通話料。
    Viber経由で固定電話へは無料。SMALTalkで携帯等に発信すると8円/30秒。

注意点

  • IP電話は110番や119番に発信できません。見守り携帯代わりにお子様に持たせる場合には、地元の警察署や消防署を電話帳に登録しておくと良さそうです。
  • 所詮IP電話なので音声品質はイマイチ。
  • SIM1枚あたり500MBを超えると有料になるので気を使います。まあ上限が1,600円(5GB)なので知れているといえば知れていますが。幸いelm.ではパケットの上限を決めて警告を出したり通信を止めたりできるので重宝します。
  • elm.はコスパ抜群でサクサク動く良いスマホですが、やや液晶のタッチに癖があります。繊細なタッチを必要とするゲーム等には向かないかも。

 

なお意気揚々と作ってみたものの、自分にはあまり使い道が無いもよう!


追記(2016.10.15)

  • Viberは8月8日より、なんと携帯電話への通話も無料になりました。(10分以内)太っ腹ですね。
  • デジモノステーションを買い逃した場合、初期費用の3,394円が必要ですが今でも0simの入手は可能です。詳細はnuromobileのサイトでご確認ください。
    http://mobile.nuro.jp/0sim/